ケース

Entry No.5

歯科医師を治療

<治療の概要>

前歯の審美障害を治療した患者さんです。
自分が歯医者のため、治療してもらう機会がなく、この状態だったが、
これを機に治療しようと決心されました。
下顎前歯の部分矯正で後ろに引っ込めた後、上顎前歯4本に審美修復
治療を行いました。
合わせて歯のホワイトニング、歯肉の色素除去も行っています。

<患者さんの希望>

・上顎前歯をきれいにして欲しい。
・上顎前歯が前方に傾斜しているのを治して欲しい。

<問題点>

・上顎両側側切歯、右上犬歯に古いプラスチックが充填されていて
 審美障害をきたしている。
・上顎両側中切歯のラミネートベニアが適合、形態ともに不良。
・下顎前歯の軽度叢生。

・骨格的にⅢ級傾向(下顎前突気味)であるので、正常被蓋を
 与えると上顎前歯の唇側傾斜が強くなる。
・歯肉にメラニン色素の沈着を認める。

<治療の提案>

まず、上顎前歯4本だけを審美修復した場合どこまで、
きれいになるかの診断用ワックスアップを作ります。
それを口の中で合わせて、審美性をチェックします。
満足いかなそうなときは下顎前歯を部分矯正にて舌側に下げます。
歯のホワイトニングと歯肉の色素除去を行います。
最終補綴物はオールセラミッククラウンにします。
患者さんも歯科医なので、説明がしやすく、ディスカッション
を重ねながら、治療を進めました。

<実際の治療の流れ>

1.上顎4前歯の診断用ワックスアップを作成しました。
2.上顎4前歯の根管治療とファイバーコアを築造しました。
3.診断用ワックスアップを参照した仮歯を作りました。
 結果、上顎4前歯だけでは審美的結果が得られないと判断しました。
4.下顎前歯を舌側に入れるために部分矯正を行いました。
5.移動した下顎前歯に合わせて、上顎4前歯にプロビジョナル
 レストレーションを作成しました。
6.全顎にホームホワイトニングを行いました。
7.フェノールにて歯肉のメラニン組織除去を行いました。
8.最終補綴として、オールセラミッククラウン(e-Max)を
 装着しました。

部分矯正治療(MTM)

ファイバーコア

矯正治療の中で、装置をすべての歯に適応させず、一部分にだけに
移動させるための力をかけるものを部分矯正治療といいます。
専門的にはMTM Minor Tooth Movement や
LOT Local Orthodontic Treatment といいます。
今回は叢生を治しながら、唇側には出したくなかったため、
スペース不足の問題がありました。
スペースを作るためにディスキングを行いました。
ディスキングとは歯の幅をエナメル質内で削り、細くし、スペースを
作る方法です。
スペースが足りないけど、歯を抜くまでもない場合によく使います。
下顎前歯を唇側に出すことなく、叢生を改善できました。

部分矯正

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウン

当院では前歯の審美治療を行う場合、金属を全く使用しない
オールセラミッククラウンを第1選択にしています。
オールセラミッククラウンの長所は何より、透明感の高い審美性です。
ファイバーコアと組み合わせることで、より自然なコントラストが
得られます。
今回はセラミックの中でも強度のある e-Max を使いました。
e-Max は透明感のある審美性と360MPaという従来のセラミックの
3倍の強度を兼ね備えた素材です。
当院で現在、セラミックの素材として最も多く使用しています。
周囲の歯になじんだ自然なオールセラミッククラウンができました。

オールセラミッククラウン
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